被害急増!クリックしただけで、いきなり高額な料金請求が・・・       
    
    ♪人野良男(仮名)さんからの相談がありました。ちょっと紹介してみます。
      携帯電話でネットをしていたら、アダルトサイトを見つけ、興味本位で入ってしまい、
      画面の写真をクリックしました。すると・・・
      
ご入会ありがとうございます。あなたのデーターは自動登録されました。
* 個体識別番号 ×××× *メールアドレス △△△…@… *アクセスエリア
ご入会手続きが完了しました。ご利用期間:90日間  ご利用料金:3万円
振込先:○○銀行△△支店口座番号××  支払期限:2007年5月31日
未払いの場合、利用規約に基づき、個体識別番号をもとに延滞金49,000円、
延滞1日につき3,000円の損害金を加算します。

      すっかりパニックになってしまい、キャンセルするためにいろいろなボタン操作をしてしまいました。
      もし、集金とか延滞金の請求がきたらどうしたらいいか、今も心配で夜も良く寝れません。
      こんなこと誰にも相談できずに悩んでいます…。


    ♪危険がいっぱい“携帯電話”
      90%以上の人が持っている携帯電話。実に中学生の50.4%、高校生の94.6%(2005年)が
     持っているそうです。現在の状況を反映して、携帯電話を利用した様々な不当請求や架空請求
     事件が発生しています。また、その手口は日進月歩で巧妙化しているのです。


    ♪人野良男さんを陥れた手口とは?
      最近多いのが、「個体識別番号」や「メールアドレス」「アクセスエリア」を表示し、
     あたかも個人情報を入手したように偽装し冷静な判断をできなくする手口です。
     なぜ、そのような表示できるのかという問題ですが、理由はいたって簡単です。
     @個体識別番号とは、本来携帯番号ごとに設定されているIDコードのことですが、
       ここに表示される番号は、全く架空のものであり勝手に付けた番号です。
       サイトにアクセスしただけでは、相手に情報が伝わることは絶対にありません。
     Aメールアドレスが自分のものと間違いないため、まず驚かされます。しかし、最近の
       携帯電話には「メールアドレスを表示する機能」が付いており、その機能を使って
       表示させているだけです。相手がメールアドレスを入手したわけではありません。
     Bアクセスエリアもメールアドレスと同様に、自動表示機能を利用しただけであり、
       個人を特定したものではないのです。
     したがって、人野良男さんの場合は、個人情報のもれは一切なく、当然支払い義務もありません。


    ♪振り込んでしまうと、次々に請求が…。
      人野良男さんは、事前に相談したため実際に送金せずに、実害はありませんでした。
     しかし、実際に指定口座に入金した場合、深刻な事態になってしまいます。振込用紙には
     「氏名」「住所」「電話」などの個人情報が相手に伝わってしまいます。相手は、様々な名目で
     不当請求を繰り返し、時には電話等での恐喝まがいの事件に発展します。速やかに警察や
     消費者センターと相談し、解決する必要があります。
      「これくらいの金額で済むのなら…」と軽い気持ちで送金するととんでもないワナが待ち受けています。


    ♪いつでもだれでもトラブルに。
       携帯電話やインターネットなどの情報サイトのトラブルは増え続けています。何といっても、
      「アダルトサイト」や「無料の待ちうけ画面サイト」など正体不明のサイトへは興味半分で
      アクセスしないことが重要です。しかし、巧妙なサイトでは知らず知らずにアクセスしてしまう
      場合もあります。なんでも話せる人があれば相談できるかもしれませんが、恥ずかしさもあり、
      誰にも相談できずにあきらめてしまうケースが多いのです。とくに社会経験の少ない子どもたちが
      被害に遭うケースも決して少なくありません。親にも先生にも言えず、深みにはまる子どもたちは
      後を絶たないのです。
       “携帯電話でジュースが買える時代”です。便利と危険はセットです。便利であればあるほど
      危険を増すということを、子どもと一緒に考えていくことも大切です。